
帰る直前に荷物の詰めすぎでファスナーが壊れた!どうしよう…。
旅行先のトラブルはいろいろありますが、スーツケースが壊れてしまうのも立派な旅トラブルです。
今回は、搭乗チェックインも通過できる、閉められなくなったスーツケースを閉める方法を解説します。
とあるアイテムを使いますよ。
よくあるスーツケースが壊れる原因

代表的なものはこちらです▼
- 荷物の詰め過ぎ
- 間違った転がし方をする
- ファスナーを強く引っ張る
荷物の詰め過ぎ
スーツケースには、安全に使用していただくためのサイズ容量(ℓ)が定められています。
この容量について少し解説すると、旅行に行くのであれば、一般的に10ℓ/1日がいいとされています(余裕を持たせた値)。
これはスーツケース選びの目安にもなっています▼

サイズ容量以上でパッキングすると、荷物を衝撃から守る吸収材のパフォーマンスが下がるので破損の原因につながります。
間違った転がし方をする
スーツケースを転がしている人を見ると、ほとんどの人が誤った転がし方をしています。
それがこちらの悪い例です▼

正しくはこちら▼

ついついダメな方をやってしまう気持ちも分かります。
しかし、スーツケースのタイヤの消耗に偏りが生まれて破損の原因につながるので、極力やめるようにしましょう。
ファスナーを強く引っ張る
ファスナーの動きが潤滑でないからと早く強く引っ張る行為もスーツケースの破損につながります。
ファスナーが閉まらなければ一度引き戻してみたり、荷物が多いのが原因なら荷物を減らすなど、無理矢理どうにかするというのはやめましょう。
特に海外にいるのであれば、スーツケースは慎重に扱いましょう。
【余談】修理店に多く寄せられる修理箇所

修理依頼の多い破損箇所を紹介します。

インタビューを快く受けて下さった夢工房さま、感謝致します!
- 1位 キャスター
- 2位 プルドライブハンドル
- 3位 ファスナーまたはスライダー
キャスターがダントツだそうです。
【図解】自分でスーツケースを閉じる方法

はじめに、用意していただきたいアイテムがあります。
それはガムテープです。
これさえあればなんとかなるので、この後の手順通りに一人または複数人でやってみましょう。

ガムテープは旅行先で何かと便利です!
こちらのサイトではその便利な使い方をまとめているので、よかったらご覧ください▼
》隠れた海外旅行の必須アイテム『ガムテープ』!その便利で意外な使い道とコンパクトに持参する方法!
海外でガムテープを入手しよう
巻きつけの手順に行く前に、まずはガムテープを入手するところからですね。
では、英語が通じる国にいることを想定して解説します。
ガムテープが置いてありそうなお店は一般的に「カー用品店」や「ホームセンター」などです。
ガムテープは英語でダクトテープ(Duct tape)と言います。
お店で店員さんを見つけたら、以下のような感じで会話してみてください▼

Excuse me?

Yes?

Where is a duct tape?

That tape is over there

Thank you!
ついでにハサミもあると楽です。
巻き付け
一度巻いてしまうと詰め替えをするときにまた一からやり直すことになるので、必ずパッキングの最終確認を行なってください。
では図解していきます。
手順①
開いてしまったスーツケースを足で両側を抑えながら、図のような形にしてください。
手順②
図中、赤線の部分をそれぞれ5周ずつ巻いていきます。

手順③
中央の赤い部分を9〜10周巻いてください。

手順④
開いたファスナーから荷物が飛び出ないようファスナーに沿って3〜4周巻きましょう。

お疲れ様です。これで完成です。
緩みがないかなど、実際に転がしてみて確認してください。
僕が実際にやった時はこうなりました▼

空港でのバゲージラッピングについて

応急的な巻き付けが完了した後、スーツケースを空港に持っていくと、チェックイン時に「バゲージラッピング」を勧められます。
巻き付け具合、損傷具合によっては必須になることもあります。
空港の施設内サービスを使うか、あるいはその場でキャリア側が有料でラッピングしたりと、これもまた空港によって変わってきます。
値段やラッピングできるスーツケースの条件などは下記の記事で解説しています▼
日本出国前のトラブルなら、スーツケースをレンタルしよう!

出国前のトラブルであれば、スーツケースのレンタルサービスを利用することをおすすめします。
繁忙期でなければ当日予約も可能です。まずは問い合わせてみましょう。
レンタルスーツケースについて、詳しくはこちらの記事も参考にしてください▼
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