こんにちは、Emiru(@emiru_rn)です。
留学とは、(長期間)大学に通ったりして言語や学問を学ぶことですよね。それを目的に日本を発つ生徒さんがほとんどだと思います。
ですが、本当の目的はそこではない。僕はそう思っています。
ではいきなりですが、一つ僕から質問させてください。
「価値観」を形成するものって何だと思いますか?
そもそも「価値観」とは?
僕自身、留学で世界の見方が180°変わりました。
今回はそんな経験を踏まえ、留学で見落としがちな大事な目的について綴っていきます。
留学をする目的
まず留学をする目的において、下記は一般的な回答として挙げられるものです。
・海外に知り合いを作る
・海外大学を卒業する
・海外就職する
これらは「留学といえば」で括られるものです。
そしてこれらに共通しているものというのがー環境ーです。
ズバリ言うと、留学=環境の購入なんです。
そこでしか出会えない人たち、もしくは学びが詰まった場所を期限付きで購入し、そこに住むこと。
もちろん、“英語ができるようになる” や “海外の大学を卒業する” も立派な目的です。
しかし、日本人同士の交流では絶対に生まれない新しい発見や興味の誕生、それら全ての総合であるー広い視野を持つー。
これこそが留学する目的の髄の部分だと僕は強く感じます。
視野を広く持ち、批判はしない
「こんなところで育った」ー「こんな経験をしてきた」ー「だから僕はこう思う」
人間の思考とは不思議なもので「100%他の人と考えが一致する」ということはまずありえません。ほぼ完全に意見が一致していたとしても、必ずどこかですれ違います。そしてその違いに苛立ち、いろんな形で牙を向けたりします。
今回はその中でも、「批判」について少し語ってみたいと思います。
「批判」をする人の心理とは
さて、世の中には嫉妬を理由に批判をする者がいます。そのような人たちは固く狭い考えのしがらみから抜けるまで永遠批判を繰り返します。
一方的な妬みによる、鋭利な言葉の投げつけ行為は相手の精神をゴリゴリ削り「言葉のナイフ」ともよく言われるくらいで、一度傷つくとその傷はなかなか癒えません。
昨年、以下のツイートが口火を切ったことで話題になりました。
赤坂見附の紹介番組を見た。そこのパンケーキの店が菅官房長官の行きつけなんだそうだ。いつも食すのが「3000円超えのパンケーキ」。宴会のコース料金でもなければ、食事の料金でもない。つまり「おやつ」だ。おやつに毎度3000円・・・。
かの政府の閣僚たちの一人の経済感覚のほどが知れる。— 渡辺てる子 (れいわ新選組 衆議院東京都10区総支部長)新宿区、中野区、豊島区、練馬区 (@teruchanhaken) October 19, 2019
しかしこれに対し、あのメンタリストのDaiGoさんはというと、
菅官房長官行きつけのは3000円パンケーキ叩いてる議員とかいるけど、そんなこと叩く暇があるなら議論をすべきことは他にある。
本質に切り込むだけの知識と勇気がないわけだ。
無知な人間が口を出せるとこだけ口を出して、知識の要する本質的な議論を後回しにする自転車置き場効果がまさにこれ。— メンタリストDaiGo (@Mentalist_DaiGo) October 25, 2019
こう仰っています。
やはり歪んだ先入観を持つと、普段は仕事や時間に追われ息抜きすら難しい「議員」の名札を吊り下げた者が、こうした少しの幸せをSNSに投稿するだけで「税金がそんなものに使われるのか」等、その人の背景や裏での努力を知らずにこのような発言が平気でできてしまう人になってしまうのでしょう。
そんな人間はもちろん社会で通用するはずもなく、いずれは淘汰され、違う形で自分の元に返ってきます。
クリアな視点を持つ
冒頭でも話しましたが、「価値観」が依存しているのは自分の背景でありまた経験です。それにより、考え方に癖がつきます。その癖に支配されず万事を受け入れられる思考が身に付けば、世界の見方はガラッと変わる。
灯台下暗しかの如く大切なものを目の前で見落としていることに気づいたり、今まで全く見えなかったものがだんだん見えてくるようになります。
情報の入り口(目や耳)にあらかじめ変な物(先入観)は置かないようにしましょう。
視野が広がるメリット
例えばエンジニアなど、海外派遣される職業は他国の人と会談・交渉の機会が多いはずです。そのような仕事は必ずと言っていいほど「物事を客観視する力」が必要になります。
では、「視野が広がるとどうなるか?」を説明します。
器が広くなる
例えば、昔は〇〇されて嫌だと思っていたものが、(広い視野を持ったことで)何とも思わなくなった。そんな感じです。
さまざまな物事を受け入れ、且つそれをきちんと自分なりに解釈できるようになります。
仲間が増える
もちろん、共感できる話題が増えれば増えるほど人脈は広がっていき、相手からの印象も良くなります。
困った時、頑固な人にはなかなか頼みづらいですよね。
なんでもウェルカムな人ほど、周りに愛されます。
深い内容の話ができる
視野が広いというのは、横方向だけではなく縦にも言えることだと思います。なので、話をどんどん掘り下げることも可能。
より具体的な話でさらに視野が広がることでしょう。
物事を立体的に捉える力がつく
視野が広いとは、いろんな視点から物事を見れる。つまり多面的な考え方ができるということです。
さまざまなケースを推測でき、結果として本質というものが捉えられるようになります。
イメージとしては、直交座標系です。
この座標系の中で立体図形を作った時、0° 45° 120°という角度だけでしか図形が見れないとなると、細部の情報は読み取れません。そこが0°〜360°のどの視点からも見れるようになれば、より鮮明な情報を得ることができます。
チャンスを拾いやすくなる
先ほどから述べている通り、視野が縦にも横にも広いわけですから、当然ーイイキッカケーを見つけることが増えてきます。
チャンスは目の前に転がっていると言うように、足元の好機を余すことなく拾い上げることができます。
視野・価値観を広げるためには
人に話す・聞く・学ぶ。
大事にしてほしいのは、何事も(人から)吸収して、それを自分のアイデアにつなげるというものです。
そこで意識すべきは以下の通り。
・相手の考えを全ていただく姿勢でいること
・多くの人と出会い、そして会話すること
もちろん、相手は年齢問わず。
これは僕が留学中特に大切にしてきたこだわりです。
せっかく会話するなら楽しい方がいいですよね?
そのコツとして、まずは相手がどんな人かを憶測でもいいので想像してみてください。
どの人にも興味を持って接することでが大切です。
まとめ
先ほど言いましたが、留学は英語を学んだり、大学に通うことだけが「留学」ではありません。
物事を広い視野で具体的に捉える力を持つこと。
これが留学の目的になります。
人とたくさん交流して視野を広げる。それは留学のみならず、人生の目的として意識していくことをおすすめします。
ご愛読、ありがとうございました。
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