【留学】教授を味方につけるなら覚えておきたい3つのこと【コミュニケーション】

世界

教授との会話が弾まないな〜。もっと深いトークができればきっと印象もよくなるはず。けどどうすれば…

今回はそんな悩みを解決していきます。

・クラスで発言できるようになるためには
・教授と話す絶好のタイミングとは
・会話が弾む三つのテーマとは

アド

留学生がクラスで発言できない理由

留学ってあこがれますよね。
日本では経験できない生活と人との交流。その新鮮な環境下で語学を学び、志望する学問を勉強していきます。

しかしながら、留学は楽しいことばかりではありません。

いざ授業が始まれば、ネイティブスチューデントとティーチャーの間でもみくちゃにされます。

言葉は早いし訛りもあって聞きづらく、今まで練習してきたのにこんなにも通用しないものかと一度は挫折を味わうでしょう。

なんせ僕もしているので。

挫折すると段々気が前を向かなくなり、授業についていく意欲すら失われていきます。
それは授業のみならず、ホームシックになったりといろんなところでその症状は出始めるでしょう。

ですが、原因をしっかり確認してその解決策を手にすることができれば、辛く悩んでいたものが嘘のように晴れていきます。

特に留学生が悩んでいるのが「クラスの受け方」。
その中でも、「発言する勇気」には頭を抱える生徒が多いです。

以下がその主なファクターです。

・発言の仕方が分からない
・間違えているかもと思って発言できない(勇気が湧かない)
・会話が続くのが怖い(会話を続けられる自信がない)

ではさっそく、それぞれの原因について見ていきましょう。

発言の仕方が分からない

教授が生徒に答えを求めるような問いかけをした時、答えが分かっていても発言できないことがしばしばあります。

「発言したいのにどう切り出せばいいか分からない」

そんな葛藤を内に、気持ちがモヤモヤします。

間違えているかもと思って発言できない

日本であれば、9割くらい合ってそうなら発言してみる、そんな感じだと思います。

ですが留学先の授業で答えが思いついても「ほぼ10割合ってる」という確信がなければ、なかなか答えを発言する気にはなれません。

少なからず、僕はそうでした。

会話が続くのが怖い

発言はできたものの、教授にさらにツッコまれた。どうしよう…。

回答・発言した後に会話が始まってしまった時の懸念です。

まず、教授がさらに質問を返してくる理由として、その人が回答したことに関してどの程度理解しているのか、そこを探ってきている場合が大半です。

もちろん、しっかり理解もしていてそれを英語に変換し返答もできる。それに越したことはありません。

 

英語力に自信がなかったり、変なことを言わないかが心配で、これ以上の会話にはフルブレーキがかかってしまいます。

クラスで発言できるようになるための方法とコツ

ではここからは、前述したような理由で発言できない場合にどうすればクラスで教授とのコミュニケーションをとることができるのかを解説していきます。

答えだけ発言すればいい

「会話するのが大きな壁」と感じているかもしれませんが、実はそんなに会話にしようと頑張る必要はありません。

ズバリ、答えだけを発声できればそれでOKです。

ですが、この記事を読んでる人の中にはその答えを発言することすら恥ずかしいと思っている人もいるでしょう。

なのでここでは、僕がおすすめする回答術を伝授します。

1. 手を挙げてみる

自発的に声が出せそうにないのなら、手をあげて指してもらいましょう。

指されれば嫌でも発言するようになります。

あなたと教授の会話の場を強制的に作った状態なら、むしろ話さないほうがクラスで浮いて恥ずかしいので、片言でも話すはずです。

2. 答えを口ずさむ

これは一番伝えたい方法。答えを口ずさむ。

でももっと言うと、声に出さなくても答えを口パクするだけでOK。

そうすると、教授と目が合った時に「あの子は回答したそうにしているな。よし、当てたろ」といった感じで指してくれることがよくあります。

僕も最初の方はほとんどのクラスで、この方法で発言しだせない壁を克服していました。

(..R..o.u…te….B..oy)

Oh you, go ahead

…Route Boy

Perfect!

今は残念ながらコロナウイルスの影響によるマスク社会で、口パクでの回答というのは難しいですが、日常が戻ってきた時に是非試してみてください。

自信もつきますよ。

間違えは恐れず、発言する

言わないより言ったほうがいい。
これは大前提でもあります。

教授は生徒の心の中までは読めません。なので、やはり伝えることが大事。

教授が答えを尋ねる時、確かに教授は正解を求めているのかもしれません。ですが求めているのは正しい答えだけではなく、クラスのみんながどういうふうに考えているのかを確かめたい、そういう捉え方もできると思うんですよ。

そのためには、発言をして教授に「僕はこう考えています」と伝えなければいけません。

後にも述べますが、教授が生徒に求めていることの一つとして「コミュニケーションをとってほしい」というものがあります。
コミュニケーションをとることで教授との距離は縮まり、分からないことは放置せずすぐに解決させられるような関係を築くことができます。

そんな教授の「少しでも生徒の成績を上げさせたい」という願いがこの要求には詰まっています。

「誰かが言ってくれる」

留学をしてまで他力本願なままでいることは、決してよくはありません。

何のための留学なのか、今一度考えてみましょう。

1. シンプルで典型的な返事をためらわず使う

どういうことかと言うと、「Because I thought that 〜」を使え!ということです。

もちろん他にもいろんな言い回しがあります。
ですが慣れないうちは、レパートリーが一つだけでもいいので、会話する勇気がつくまでは同じ表現を何回も使っていきましょう。

変にカッコつけたり、早さや発音にこだわってしまうとそもそもの会話が成り立たなくなる恐れがあります。

How I ended up with that thinking because I gf#kj ?¥fg…

Sorry my student, I can’t understand what you are saying

こうなってしまう方がより肩身の狭い思いをしますし、自ら英語力の無さを露呈しているようなものです。

急がず、着実にできるようになってから次のステップへ移っていきましょう。

2. 無理して完璧に答えなくてもいい

「なぜそう思ったんだい?」と聞かれたのなら、「なんとなく」と答えてしまってもいいと思います。

英語なら「I’m not sure」とだけ言って、首を横に振るだけでも構いません。

そこにとやかく言う教授はほぼいませんし、答えただけでもかなり好印象です。

その場面でばっちしレスポンスできる理想の自分を追いたくなる気持ちも分かります。ですが、先ほども言ったように背伸びはせず、「逆にその返ししかできない自分が悔しい」と思ったほうが自身の成長につながるはずです。

Office Hours(オフィスアワー)を狙おう

ここまで述べてきたように、留学生は特に授業中に発言することを躊躇いがちで、授業が終わると教授を追いかけては聞けなかったことや分からなかったことを個別に質問している光景をよく目にします。

もしあなたが授業後に積極的に聞きに行く留学生なら、少し安心(笑)

しかし、教授も教授で時間に追われる多忙な人間。
そのうえ、質問したい生徒はあなたのみならず後ろを振り返れば五万(誇張表現ですが)といるでしょう。

授業直後の場合、何個も質問すると「それは今度」と会話を切られることもあります。

「せっかく質問しているのに」と傷つくこともしばしば。

そこで狙うのがこのOffice Hoursです。

Office Hours(オフィスアワー)とは、学生と教授のコミュニケーションを円滑にするために授業の前後に設置された時間帯のことです。主に授業や宿題に関して個人的に分からなかったところやテストに向けた勉強方法を相談しに行きます。

基本的には、決まった時間に教授がオフィスで生徒が来るのを待っているといった感じです。

よほどのことがない限り、質問数に制限はかけず、生徒の悩みが晴れるまで全力でサポートしてくれます。

急ぎでなければ質問はこの時間を狙っていったほうがいいでしょう。簡単にコミュニケーションが取れる機会を設けられるので、遠慮せずどんどん利用しましょう。

「クラス・家族・将来」に絞って話を深める

「教授に質問しにはいくけど、分からないことが分かるようになればいいや」と思う人が多いかもしれません。
ですがそれだと、無論距離というのはあまり縮まりません。

有益な情報を落としてもらうためには積極的に会話を盛り上げて、教授から好印象をもらうようにしましょう。

僕がおすすめする「このテーマで話題を掘り下げていけ!」というものをいくつかご紹介します。

「クラス」:教授と共有した時間について

「勉強」ではなく、ここではその教授の「クラス」に関した話題で押してみてください。

実は教授というのは、クラス内で静かにしている生徒ほどその胸の内を知りたがっています。

とある海外の記事にこんなことが書いてありました。

It can feel embarrassing to ask for help from your professors. However, that doesn’t mean you shouldn’t. “The hardest part is seeing students struggle with the workload, family obligations, and their social lives until it becomes clear they won’t make it to their second semester”, says Professor R. “Watching students fail despite your best efforts is the hardest part for me, especially when they are too shy, reluctant, or proud to seek help before it’s too late.”

20 Secrets Your College Professor Won\’t Tell You

簡単に訳すと、

“シャイな生徒が教授に聞くことを躊躇って、本人の努力実らず落第していくところを見るのは本当に辛い。救えるものも救えなくなる前に是非とも尋ねてきて欲しい。”

僕たち留学生のほとんどがこの“シャイな生徒”に該当するかと思います。

そんな教授の気も落ち着かせられる「クラス」というテーマ。

特にまだ学期が始まって日が浅いうちは必ず話題に練り込むようにしましょう。

「家族」:一緒に盛り上がれる

アメリカは特に「家族」の話題が好きだと、日本で育った僕らでもよく聞く話だと思います。

これがホントにその通りで、授業でもよく教授が自分の家族の話を取り上げます。

息子が夜泣きして眠れなかった

旦那が靴を左右逆に履いていて認知症が心配

今日のスタバの店員さん元カノに似てた

などなど、よく授業の始まりはこんな教授の一言から始まります。

また、例えが難しい内容のものは家族を例にとって解説するなど、本当に家族という話題が好きなんだなと考えさせられます。

それは生徒にも教授自身にもわかりやすい例えなので、こちらも聞いていて楽しい話題です。

家族トーク多めの教授は体感絡みやすいです。たぶんそういう教授の授業はクラス仲もよくて楽しいはず。

お互いの家族の共通点や生い立ち、将来自分もするであろう子育てについて聞いてみても面白いかもしれません。

「将来」:自分の夢をアピールする

教授は頑張っている生徒を誰よりも応援します。

あなたから学業を活かした将来への熱意があると伝われば、好感度は爆上がりです。教授も「この子には教え甲斐がある」と思ってくれます。

宿題はやる。遅刻はしない。これらは当たり前ですが、その中でも特に下記のような生徒はよく好まれます。

・積極性のある人
・アイデアを常に持っている人
・やりたいことと学んでいることが一致している人

「この子は本気なんだな。よし!しっかり教えてやろう」とこうなるわけです。

ただ一方的に夢を押しつけてしまうのは良くありませんが、授業の内容などと掛け合わせれば教授も乗り気で応えてくれますよ。

僕から最後に伝えたいこと

以上で本記事はおわりですが、最後に、留学をする上で大切なことが一つ。

それは、自分が頑張れる環境に変えていくことです。

教授には、あなたが周りとはひと味もふた味も違う存在であることをアピールすることが大切です。さらに友人とのネットワークも、自分中心に構築していけたら自分にとって有利な友好関係が築けるでしょう。

要は行動次第でどうにでもなるということです。

理想のビジョンがあるのなら、それを実現させるためにどうすればいいのかを逆算し、何をすればいいのか分かったのならあとは目の前のタスクを淡々とこなしていくだけです。

留学が成功した、失敗したというのは関係ありません。
留学中に何をしたか? それで何を思ったか? そこが留学の本質的な目的になります。

日々成長していきましょう。

以上です。

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