【必見】アメリカのパーティーについて【経験者が解説】

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困っている人


  • パーティーってどんな種類があるの?
  • パーティーのマナーは?
  • 何に気をつければいい?

こういった疑問に答えます。

招待状を受け取ったり、直接誘われたり。アメリカ人は何かとパーティーが大好きです。

しかし誘われたのはいいとして、どうすればいいのか正直わからない。

そんな方へ向けて、本記事ではアメリカのパーティーについて、現地へ留学経験のある筆者が解説していきます。

アド

アメリカ人がパーティー好きな理由

なぜこんなにも、「アメリカ=パーティー」のイメージが染み付いているのでしょうか。

アメリカ人というのは、しっかりコミュニケーションすることで相手の意図であったり考えていることを理解します。

日本人ほど空気で察して何もコミュニーケーションしないということはせず、どんなに些細なことも分からなければ聞くというのが一般的です。

そのため、パーティーというお互いのアップデート(近況)を知る機会を設けることで、良好な人間関係を保とうとします。

また後ほど解説しますが、アメリカ人は10代のうちにさまざまなパーティーを経験します。


Emiru
Emiru

これはあくまで筆者の考えですが、若いうちから慣れ親しんだパーティーそのものの良さだったり、その空気感が好きなことから、彼らは頻繁に催すのかもしれません。


彼らにとって、パーティーの良さとは以下のような感じです▼

  • 友達が増える
  • 社交性が増す
  • 知人との関係を良好に保てる
  • 気持ちを周りとシェアできる
  • 嫌なことを忘れられる
  • 仲間との思い出を作れる

「一度挨拶を交わせば、その人とはもう兄弟になったも同然だ」とよく言われるように、アメリカ人の「知り合う」のきっかけはとてもハードルの低いものです。

あっさりと友達が増えていく感覚は、最初は慣れないものですが、場数を踏むことでその光景がだんだんと当たり前のように感じてきます。

パーティーにもいろんな種類がある

以下ではパーティーの種類についてお話ししていきます。

アメリカに限らず、パーティーは大きく分けると2つに分類できます▼

  • 行事パーティー
  • 招待制パーティー

学校や仕事で行事として行われるパーティーと、個人的に招待を受けるパーティーとがあり、その規模もまた様々です。

最も、「パーティー」といって耳にするのは個人的に招待を受ける方だと思います。

ではさっそく、それぞれどんなものがあるのかを見ていきましょう。


行事パーティー

ここでは、以下のものを解説します▼

  • ホームカミング
  • プロム
  • フラタニティ・ソロリティ

ホームカミング

年に一度、母校に卒業生を招いては様々なイベントを楽しみます。その中でも特に盛り上がりを見せるのはアメリカンフットボールなどのスポーツ大会です。

スポーツは会場のボルテージを高め、皆一同に楽しさを共有できる素晴らしいイベントです。

会の最後には生徒の人気投票で王様と女王様が選ばれ、伝統的なホームカミングパーティーは幕を閉じます。


プロム

学園や青春物の映画、ドラマでよく見る舞踏会こそ、このプロム(英:Promenade)です。

プロムの写真
プロム

プロムはアメリカやカナダの高校でその卒業シーズンに行われるフォーマルなダンスパーティーです。

日本の高3にあたる生徒で行われるものを「シニア・プロム」。同様に、高2の生徒たちで行われるものを「ジュニア・プロム」と呼びます。

原則として男女ペアでの参加となっており、誘う側も誘われる側も緊張で息が詰まりそうになるとか…。

服装について▼

男性はスーツ、タキシード。女性はドレス。ガウンなど。
プロムードレスコード

しっかり、正装で行きましょう。


フラタニティ・ソロリティ

日本ではあまり馴染みのない言葉ですね。フラタニティ、ソロリティはそれぞれラテン語で「兄弟・姉妹」を意味する[Frater][Soror]で表記されます。

簡単に言えば、男性用または女性用のサークルやクラブのような集まりです▼

フラタニティ・ソロリティの写真(男)

フラタニティ・ソロリティ(女)の写真

団体の中でもそれぞれ違ったルールがあったりします。


招待制パーティー

こんなものがあります▼

  • ホームパーティー
  • ウェディングパーティー
  • テーマパーティー
  • カクテルパーティー
  • テールゲートパーティー

ホームパーティー

「とりあえず集まろう」の軽いノリで開かれるものから、時期的なハロウィン、クリスマス、バースデーパーティーもこれに含まれます。

ホームパーティーの写真

互いにフードやドリンクを持ち寄ったり、ゲームやダンスをして楽しむなど、なんでもありなパーティです。

一番よく招待されるのがこれですね。


ウェディングパーティー

結婚式ではなく、結婚式後(式を挙げない場合も)に開かれる新郎新婦を祝うためのパーティーです。基本的に主催者は新婚の二人または式を挙げた教会です。

ウェぢングパーティーの写真

幸せ溢れる二人に「新婚旅行はどこへ行くの?」など、二人の将来を聞く会話で場が盛り上がります。


テーマパーティー

主催者が決めるテーマに沿って集まる目的型パーティーです。その場で出会う人とは、お互い共通する好きなものを好きなだけ話し合えるので、時間の経過がとても早く感じられます。

テーマパーティーの写真

テーマに沿った面白い衣装で参加する人も時折現れたり、なんともアメリカらしいパーティーです。招待されたらぜひ行ってほしいパーティーの一つ。


カクテルパーティー

カクテルを嗜みながら軽食などを楽しむ立食形式のパーティー。リキュールなどを持ち込んで参加者に提供するなど、カクテル作りが好きな人はバーテンダー気分で自分のカクテルを飲んでもらうこともできるので、腕の見せ所にもってこいです。

カクテルパーティーの写真

アルコールがあるからといって未成年が参加できないというわけでもなく、ジュースや食事を楽しむだけでも大人と交流を深めることができます。


テールゲートパーティー

「テールゲート」とは車の後部ハッチのこと。そこに腰かけながら軽く飲み食いしたり、キャンピングカーを止めてバーベキューをするなどその楽しみ方は様々です。

テールゲートパーティーの写真

スポーツ観戦をする人たちが試合前や後に集まってゆったり食事を楽しんだりと、小一時間で開かれる小規模なパーティーです。

上記のようにスタジアムの駐車場で見かけることもあるので、よかったら探してみてください。

パーティー参加の事前準備

必要な準備は以下の三点です。

  • ドレスコードの確認
  • 手土産を用意する
  • 帰宅時間を決めておく

ドレスコードの確認

服装に指定があるかないかの確認をしましょう。

大抵の場合は招待状や口頭で説明されますが、もしわからない場合は一度主催者に私服でもいいか聞いてから向かうようにしましょう。

基準としては、身内でやるパーティーならカジュアルな服装(私服)。来賓が多く、会場も豪華な所ではフォーマルなコーデをするようにしましょう。


手土産を用意する

手土産はホスト(主催者)への感謝を込めたシンプルなものがいいでしょう。

特別な場合を除いて、変に高価なものを渡してしまうと次回自分がパーティーなどを主催する時相手に余計なプレッシャーを与えてしまいます。

軽いホームパーティーならスナックやドリンク。祝いの場であるなら実用性のあるネクタイやハンカチなどが望ましいです。


帰宅時間を決めておく

経験則ですが、帰宅時間をしっかり決めておきましょう。

その理由として、たしかにパーティーの始めはいろんな人に出会って話したり、その会話が弾めば楽しい時間が早々に過ぎていきます。

しかしキリのいいところで帰るというのがとても重要で、ピークを過ぎれば疲れが出始め、あとはボルテージも下降していく一方なので、次回のパーティーもまた楽しむためにもおおよその帰宅時間は事前に決めておきましょう。


パーティーでのマナー

筆者から伝えておきたいことは主に3つで、どれも最低限人に迷惑をかけないための大切なマナーです。パーティーを控えている人は熟読しましょう。

  • 出欠の連絡は前日までに
  • 席を外すときは一言伝える
  • 到着または入場はパーティー開始から5分後以降

出欠の連絡は前日までに

多くの主催者は、前日時点で把握している出席者の数を想定した会場作りを行います。テーブルセットの数やプレゼントの個数など、無駄が発生しないよう入念に準備をします。

やむを得ない場合を除いて、当日になり「行けなくなりました…。」という連絡はしないようにスケジュールの管理はしっかり行ってください。

参加するパーティーは、本当に行きたいと思うものだけにしよう。

体調不良などで少しでも出席が危ういと感じたら無理はせず、前日には欠席の連絡を入れるようにしましょう。


席を外すときは一言伝える

トイレや電話など、全ての離席シーンでは必ず誰かに一言伝えておきましょう。

誰かがあなたの居場所を把握しておけば、万が一が起きた場合もすぐ駆けつけてくれるなど、緊急時の周りの対応も早くなります。


到着または入場はパーティー開始から5分後以降

アメリカでは、パーティーは約5分ほど遅れてくることがベストだと考えられています。「5分前行動」の日本とは完全に真逆で、アメリカで催されたパーティーに出席したことがある人なら分かるかと思いますが、参加人数は開始から段々と増えていきます。

なぜみんな遅れてやってくるのか。実はこれにはしっかりとした理由があります。


Emiru
Emiru

開始時間とは、会場が出来上がる時間のことです!


実は、未完成の会場を見てしまうことは失礼に値します。

開始時間より早く来てしまうと、まだ準備している場合が多いので中には入れません。

以上のことから、パーティーは遅れて行くのがいいとされています。


パーティーで特に気をつけること

パーティーといっても、それによってはやはり見ず知らずの人がたくさんいたりもするので、金品の管理や自分の命を守ることへの注意は常に忘れないようにしましょう。

特に金目の物は狙われやすく、また盗難被害も多いです。事実筆者の友人(日本人)も、学生IDカードを盗まれたことがありました。

また上記の件以外でも、大学時代のホームパーティー中にマリファナ?の売人が平然と入り込んできたことがありました。あれは怖かった…。

初めてのパーティーならなるべく一人では参加しない、高価な物は身につけないなど、被害に巻き込まれるリスクはなるべく減らしましょう。


パーティーが終わってからのこと

これだけは本当に危険なのでお話ししておきますが、酔った状態で知らない人またはその日初めて会った人の車で家まで送ってもらうことは絶対にやめましょう。

泥酔すると、とりあえず家に帰れるのであればどんな手段でもいいという軽率な行動を取る人がいます。それは女性の場合、性交渉をOKしているようなもので、男性なら窃盗に遭うリスクが高まります。

パーティーが終わったらまずは開催してくれたホストへお礼を述べるのが常識です。散らかった会場を一緒に片付けるのもまた行動で表現できる感謝の気持ちだと思います。


まとめ

パーティーを重ねるうちに深まっていく友情もまた魅力的です。

くれぐれも無理はせず、思い出に残るアメリカンパーティーを楽しんでください。

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